こんにちは、アグです。
今回は白菜の育て方についてお伝えします。
私は今、白菜を栽培中です。順調に育成中です。でも、実は私は一度2年前くらいに失敗したことがありました。
その時は500mlのペットボトルくらいの大きさにしかなりませんでした。4か月毎日世話をしたにもかかわらず、ぜんぜん採れませんでした。
なぜなら、その時は作るポイントをしっかり押さえてなかったからです。
私は、いつも野菜の栽培をするときにはサカタのタネさんの失敗しない栽培レッスンを参考に栽培しています。白菜栽培方法の掲載がありますので、今回はこちらを参考にしています。
ハクサイの育て方・栽培方法|失敗しない栽培レッスン(野菜の育て方)|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信 (sakata-tsushin.com)
失敗しない栽培レッスンをみて、失敗してるじゃないかと言われそうですが、大切なポイントをしっかり押さえられていなかったために失敗しました。このレッスンを完璧に守ることができたら、失敗しないと思います。
この記事を読むと、白菜の栽培を一から順に知ることができます。また、各工程において押さえるべきポイントも、私の失敗も交えて紹介していこうと思います。
栽培カレンダー
日当たりの良い場所を選ぼう(8月20日頃)
日当たりのよい場所を選びます。とても重要なポイントです。育成にかかわることなので直射日光が当たる場所は必須!
一度目の失敗は暗くはないけど、ほとんど直射日光が当たらない場所に作ってしまったために、葉っぱの育ちが良くなく、小さなものになってしまいました。
苦土石灰をまこう(8月20日頃)
場所を選んだら、種まき(直接地面に種をまく場合)やポットで育てた苗(ホームセンターなどでも売っている苗)を定植する2週間以上前に、畑に苦土石灰(クドセッカイ)をまいて、耕しましょう。
巻く分量は1㎡あたり150g程度です。だいたいのイメージだとこんな感じになります。
私がホームセンターのコメリで買ってきた苦土石灰です。
畑に堆肥と化成肥料をまこう(8月27日頃)
苦土石灰をまいた1週間後に、堆肥(タイヒ)と化成肥料(カセイヒリョウ)をまいて、耕します。
私がいつも使っている堆肥がこれです。堆肥(タイヒ)と難しそうな呼び名ですが、いわゆる牛のふんです(完全に発酵されているので、想像する”ふん”とは違います)
私が今回使った化成肥料はこれです。
ホームセンターに買いに行くと様々な化成肥料があって迷うところですが、8-8-8(チッソ-リン-カリ)のものを選びます。
私も初めて買いに行ったときわからず困ったのですが、ポイントは8-8-8の数字です。
分量は堆肥は1㎡にだいたい3kg、化成肥料は1㎡にだいたい150g程度です。
上記の2つの工程で土づくりはOKです。注意点としては、苦土石灰をまいてから堆肥、化成肥料をまいて定植できるようになるまで2週間以上かかるという点に気を付けてください。
私も畑を始めた最初の年は、何か植えよう!と思い立つはいいのですが、調べてみるとすでに時遅し。畑を耕して終わる年もありました。
発芽用ポットに種をまこう(8月20日頃)
発芽ポットで種から育てたい方には苦土石灰をまく時期と同じタイミングで、種まきをしましょう。
今回私がまいた白菜の種はこちらです
- ポットの8割くらいに発芽用土を入れる
- 種を3~4粒まく
- 巻いた上からうっすら発芽用土をかぶせる
- たっぷり水をやる
種をまいたら毎日水やりをしましょう。3日から5日で芽が出てくると思います。
ここでとても大切なポイントは水やりを毎日することと、虫から守ってあげるということです。9月下旬頃はまだまだ残暑も強く、虫も活発に動いています。もちろん発芽したての柔らかい葉っぱは虫の大好物です。
育苗中は虫よけの布もしくはネットをかぶせて守りましょう。むき出しにして失敗した例がこれです。
青虫が大量発生しているので写真の拡大はしない方が良いです。あまりにもショックで何を作ろうとしていたのかすら覚えていません。
見ずらいですが、私はこんな布をかぶせて発芽~育苗をしました。
畝(ウネ)を立てよう(定植するまでに)
堆肥と化成肥料をまいたら畝たてをしていきましょう。
畝に白菜を一列植える場合は、畝の幅60cm高さ15cm
畝に2列植える場合は、幅100cm高さ15cmぐらいで作りましょう。
畝を作ったらマルチをかぶせてあげましょう。マルチとは土の表面に被せる資材のことです。
私がよく使うマルチは黒いビニールみたいなシートです。ほかには藁(わら)や新聞紙なども敷いてあるものを見かけます。
私はマルチを何にするのかより、そのマルチがどうしたら風で飛んでいかないかということに苦労します。
私は2列植えるようにしました。
芽の間引きをしよう(種まきから定植の間に)
育成の順調な芽を残して他の芽をハサミで根元から切ります。目安としては本葉が2枚になったら2本だけ残します。本葉が4,5枚になったら一番葉っぱの大きい苗を1本だけ残します。
ポイントは間引く際に根っこから引き抜かず、茎の部分をハサミなどで切ってあげることです。なぜなら、根っこから引き抜くと残したい苗の根っこを痛めてしまい、その後の育成に影響がでるためです。
ちなみに、私は不器用で刃の長いハサミだと切りたい芽以外を間違って一緒に切るので、ニッパーをつかっています。
ニッパーとはこんなやつ
余談ですが、間引かれた芽や苗も食べることができます。私はお味噌汁に入れています。
定植しよう(9月中旬までに)
育てた苗を畝に定植していきましょう。ポイントは株と株の間を40~50cm程開けておくことです。成長して大きくなるためのスペースの確保です。
- 植える場所のマルチを破いて、移植ごてで植える分だけ穴を掘る
- ポットから苗を取り出すときに根を崩さないように慎重に!
- 植えたら掘った土を上からかぶせてあげましょう。
- たっぷりと水をやる
- 引き続き防虫対策をする。
ここでも虫対策は必須です。私はトンネルを作ります。はじめてトンネルと聞いた時には一体何を言ってるのかわかりませんでした。(畑にトンネルって、何?)
簡単に言うと、U字型の支柱を畑に刺して、その上から防虫ネットをかぶせてあげることを言います。
定植の工程は作業的に時間も体力も必要になり大変ですが、確実に行うことで虫の害や強い雨風から苗を守ってくれるのでとても大切です。
毎日水やりをしよう
定植が終わったら、毎日水やりをしましょう。白菜の成長にはたくさんの水が必要です。
確かに、一日雨が降った後の成長具合は一気に大きくなったような感じを受けます。毎日様子を見ながら水やりをしていくことが重要です。
毎日見に行ってあげることが大切です。
追肥をしよう
定植をしてから2週間ごとに、化成肥料を株のまわりに一握り程(50g)を追加でまいてあげましょう。追肥は2~3回ほど行います。
ここで大切なことは直接肥料が株にかからないようにすることです。直接当たってしまうと肥料やけをおこしてしまうためです。今回はマルチを少しめくって追肥します。
またこの時に、雑草防止に中耕(ちゅうこう)もしましょう。中耕とは土の表面を軽くひっかいて、土を柔らかく保つことです。
こうすると、除草効果があり、肥料が土となじんで、肥料の効果も高まります。
中耕後こんな感じになりました。
ここでも私の失敗があります。ナスに追肥をして中耕しなかったために、収穫後も肥料が残ってしまうことがありました。
手間を面倒臭がるのはよくありません。
農作物は思い通りにはいきませんが、手間と時間をかけたらかけただけ応えてくれると思います。
収穫をしよう
品種にもよりますが、種まきしてから早いもので60日、時間のかかるもので120日程度で収穫できるようになります。
収穫時期のハクサイは地面にぴったりくっついていますので、球を斜めに押して外葉との間にできたすき間に包丁を入れて芯を切断します。(サカタのタネ、ハクサイの育て方・栽培方法参照)
2021.10.23現在まだまだ育成中で収穫には至っていませんが、収穫したらまた記事をあげていこうと思います。
まとめ
今回のポイントをおさらいです。
- 日当たりの良い場所を選ぼう
- 土づくりには2週間程度かかります
- 育苗中は虫よけをしましょう
- 間引きをするときはハサミで切ろう
- 定植は40~50cm間をあけて
- 定植後は毎日水やりをしよう
- 追肥は直接株に当てない、中耕をしよう
以上まとめですが、一番のポイントは日当たりの良い場所を選ぶということだと思います。
2年前に失敗した時も日当たりの悪い場所を選んでしまったために、途中の育成が悪く毎日見ていても面白くなかった記憶があります。
一方、今回は日当たりがよく育成状況も日々変化があって毎日見に行く楽しみがあります。
そして毎日観察して、都度手をかけてあげることで作物も順調に育ってくれると思います。
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