こんにちは、アグです。
夏野菜の代表格スイートコーン、実にスーパースイートです。
収穫後10秒以内の生のスイートコーン、口の中に甘さが弾けます!
収穫後30分以内の焼きとうもろこし、甘さと旨味の花火が打ちあがります。
今回は初めてスイートコーンを栽培する方
スイートコーンの栽培方法が分からない方
スイートコーンの栽培時期を知りたい方
スイートコーンのお世話の仕方を知りたい方
スイートコーンの害虫対策を知りたい方
家庭菜園をもっと楽しみたい方、もっとやってみたい方へ
この記事ではスイートコーンの栽培を始める時期、種まきの方法その後の世話の仕方を紹介します。
また、私の失敗を共有してもらうために種まき~育苗の失敗と害獣対策の失敗を紹介しています。
この記事を読むと、スイートコーンの栽培時期、栽培方法、お世話の仕方が分かることで
栽培ができ、最後にはおいしいスイートコーンが食べられるようになります。
![収穫したてのスイートコーン](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_3716-1024x768.jpeg)
栽培時期
スイートコーン(とうもろこし)の栽培は3月~4月に始まり、7月~8月に収穫するというものが一般的です。
4月の種まきに向けて、3月から土づくりを始めましょう。
![スーパースイートコーン栽培スケジュール](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/スーパースイートコーン栽培スケジュール-1024x512.png)
栽培方法
スイートコーンの栽培方法の順に沿って紹介していきます。
土づくり
では最初に畑の準備をしていきましょう。
スイートコーンに適したpHは6.0~6.5の中性~弱アルカリ性です。
日の光が大好きなので、日当たりの良い場所に作っていきましょう。
土の酸性度が分からないという方にはこちらもおすすめです。
種まきや定植の2週間より前に苦土石灰(クドセッカイ)を撒きます。
石灰を1㎡あたり70g程をまいて耕します。
根が深く伸びるように20cm~30cmくらいで耕していきます。
種まき1週間前に堆肥と化成肥料をまく
1㎡あたり堆肥(タイヒ)を2~3㎏化成肥料(カセイヒリョウ)は150g程まいて耕しましょう。
この時の化成肥料はN(チッソ):P(リン):K(カリ)=8:8:8のものを使いましょう。
土づくりについて詳しく解説したものをまだ読んでない方は合わせてこちらも読んでほしいです。
![](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_4069-160x90.jpeg)
また、ただ耕すと言っても大変な労力です。お金に余裕がある方は耕運機を
是非ともお勧めします。私はこれで腰が痛くなくなりました。
畝づくり・株の配置
畝は90cm~100cmの幅で作ります。
株は畝に2列作ります。(受粉しやすくするため)
必ず2本以上育ててください。
![スイートコーン畝と株の配置](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_4938-768x1024.jpeg)
株と株の間は30cm離してください。実がなるためには受粉が必要なので
離しすぎも良くありません。また、密集しすぎると株同士が栄養を取り合い
うまく育成できない理由になります。
![実際の植え付け後の配列](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_3120-768x1024.jpeg)
種まき
種まきは直接地面に植え付ける方法とポットにまく方法があります。
地面にまく場合(直播)
土を3cmほど掘って、そこに種を3,4粒まき、その上に掘った土を戻しましょう。
そして、戻した土を手でトントンと軽く押さえます。これでOK!そしてたっぷり水やりです。
ポットにまく場合
ポットに土を入れ表面から2cmほどの深さに種を植えて、土を被せます。
2、3粒ずつ植えてあげましょう。そして、たっぷり水やりです。
苗の大きさが10cm~15cmになるまで育苗します。
私の失敗談
種まきの失敗ですが、スイートコーンの発芽気温は25℃~30℃です。
しかし、種まきの時期は4月中です。(品種によって変わります)
2021年4月の福井県では上空に寒気が入ったり、最高気温が15℃程度だったりと
発芽に適さない気温であったために、半分くらい発芽しなかったという失敗がありました。
対策としては、ポットに植えて暖かい場所で育苗する、ホームセンターなどで苗を買うなどがあります。
ポットで育苗することで、環境を一定の条件にしてあげられ、「発芽しない」「育たない」といったことが解消できます。
![種まき後1週間のスイートコーン](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_2465-1-1024x768.jpeg)
通常3,4日で芽が出ますが、今回は1週間しても芽が出ませんでした。
植え付け(ポットからの定植)
定植の時には根を切らないように、やさしく扱ってあげましょう。
根が崩れてしまうことで後々の生育が悪くなることもあるので
丁寧に扱ってあげると良いです。
![植付け後1週間](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_3170-768x1024.jpeg)
追肥、土寄せ
成長に合わせて、土寄せと追肥をしていきます。(倒伏防止と根の伸びが良くなるため)
- 1度目 株の大きさが40cm超えてから
- 2度目 株の先に雄穂が出てから
1株当たり化成肥料一握りを株元に追肥します。
その後に、土を寄せていきます。
人口受粉とヤングコーン収穫
雄穂(ユウホ、ユウズイ)と雌穂(シホ、シズイ)が出てきた後について紹介します。
![受粉と摘果のイメージ](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_4982-1024x768.jpeg)
- 雄穂を切って、雌穂のひげに付け受粉させる
- 雌穂は一番大きいもの以外は、ヤングコーンとして摘果収穫する
- 根元の脇芽は残しておく
この工程をしなくても、一応実はできます。(私も初めての年はしませんでした)
ですが、害虫対策になったり、ヤングコーンが収穫できたりするので
やった方が良い作業です。
害獣対策
実をつけてくると、上からは鳥が狙ってきます。
下からは、猫、ハクビシン等が狙ってきます。
作っている環境によりますが、害獣対策は必須です。
私の失敗談
2021年の7月8日から一週間出張で、作業できない時期がありました。
ちょうど実をつけ収穫直前までの時期と重なり、無防備をさらしてしまったため
40本育てていたものが30本以上がケモノにやられました。
まぁ、仕方ないとも思いましたが、とても悔しかったです。
突然作業できなくなる場合は誰かほかの人に頼む以外ありませんが
出来なくなることが分かっているのであれば、前もって鳥除け用網をかける
雌穂にネットをかけるなどしておけばよかったと思います。次は絶対網をかけます!
収穫
![収穫までもう少し](https://www.xn--cck2aa5mpe.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_3550-768x1024.jpeg)
人口受粉をして、雌穂のひげが茶色に縮んできたら収穫です。
また、実を包んでいる皮をめくって中身を確認しても良いでしょう。
収穫の際は実を傷つけないよう、根元から切ってあげましょう。
害虫対策(対アワノメイガ)
「アワノメイガ」がトウモロコシの害虫の代表格です。
特徴として、トウモロコシの雄穂に引き寄せられて、産卵し
幼虫が実を食べるということがあります。
そのため、受粉後、雄穂は切り取って処分することでアワノメイガの抑制になります。
その他、コンパニオンプランツや農薬による対策もあります。
まとめ
今回はスイートコーンについて紹介しました。
3月に土づくりが始まり、4月に種まきをします。
順次、追肥と土寄せをし、収穫に至ります。
その間、水やりや害獣害虫対策があり大変ですが
日々変化する株を見ているとあっという間の期間です。
私の感想としては、意外に簡単にできる感じがしました。
やる前は、なんだか難しそうだなと思っていましたが、案ずるより産むが易しです。
是非、挑戦してみてほしいです。
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